霧島山麓 丸池湧水

霧島山麓にある丸池湧水は、栗野岳の標高600メートル付近に降った雨が地中にしみ込み、なんと約35年もの歳月を経て湧き出す水が特徴的な池です。この湧水は、毎日6万トンという豊富な水量を誇り、その透明度の高さから「日本名水百選」に選ばれています。

特に注目すべきは、この湧水が町の生活用水として利用されている点でしょう。丸池の美しさはもちろんですが、暮らしの中でその恩恵を受けられる環境が整っているのも魅力的ですね。

さらに、この名水を求めて、遠方からわざわざ訪れる人々も少なくありません。自然の力が生み出した奇跡の水として、多くの人を引き寄せる力があるのでしょう。

地元の人々の暮らしを支えるだけでなく、観光地としても愛される丸池湧水。その魅力は訪れた人々の心に深く刻まれるはずです。

ちなみに隣にあるカフェ「まるいけカフェ」で売っている「ゆうすいプリン」 は湧水と地元の卵を使用した甘さ控えめの極上の味！



　

曽木の滝

曽木の滝は、滝幅210メートルというスケールの大きさで日本一を誇り、高さは12メートル。「東洋のナイアガラ」という異名を持つこの名瀑は、その迫力から訪れる人々を魅了してやみません。

ごつごつとした岩肌を削るように流れ落ちる水の勢いと、響き渡る轟音。その圧倒的な迫力には、自然が作り出す驚異を感じることでしょう。この滝は観光地としても人気が高く、年間およそ30万人が訪れる名所となっています。

さらに注目したいのが、滝に隣接する「曽木の滝公園」で行われるイルミネーションイベントです。開催期間は12月1日から2月28日までの冬の季節。この時期、公園全体がきらめく光で彩られ、訪れる人々に幻想的なひとときを提供します。

滝の雄大さと、冬の夜を彩るイルミネーション。その両方を楽しむことで、曽木の滝は一年を通じてさまざまな表情を見せてくれるスポットです。家族連れやカップル、友人同士で訪れるのも素敵ですね。



　

栗野岳 八幡大地獄

栗野岳 八幡大地獄（はちまんだいじごく） は 霧島連山の中で最も古い火山とされる栗野岳にある九州最大の噴気地帯です。このエリアでは、湯沼と呼ばれる源泉の温度が100℃にも達するといわれ、自然の力を間近に感じることができます。

地面のあちこちから立ち上る噴気や熱気は、まさに大地のエネルギーそのもの。不思議な光景に包まれながら、大小さまざまな噴気孔をすぐそばで観察できるのが魅力です。その迫力に、自然の壮大さを改めて実感させられるでしょう。

また、このスポットは単なる観光地にとどまらず、地球の活動を知る学びの場としても興味深い場所。湯気が立ち上る光景を見ていると、まるで地球の息づかいを聞いているかのような感覚にとらわれますね。

栗野岳八幡大地獄は、自然のパワーに圧倒される体験ができる貴重な場所。訪れるだけでエネルギーをもらえるような、そんな特別な魅力が詰まっています。