本福寺 水御堂

本福寺 水御堂（みずみどう）は、真言宗御室派に属し、淡路四国第五十九番霊場として知られています。建立の起源は平安時代後期にまで遡ると伝えられ、長い歴史と深い信仰の背景を持つ寺院です。

この寺院の本堂である水御堂は、現代建築の巨匠として名高い安藤忠雄氏による設計が施されています。コンクリートのシンプルで洗練されたデザインが特徴的で、伝統的な寺院建築のイメージとは一線を画すモダンな佇まいが魅力です。

水御堂の最大の見どころは、建物の上部を覆うように配置された蓮池です。この池は建物全体に自然との調和を与え、訪れる人々に静寂と癒しを提供します。現代建築と自然が見事に融合したその姿は、見る者に深い感銘を与えるでしょう。

建築と仏教文化の融合を体感できる貴重なスポットであり、国内外から多くの人々が訪れる場所です。あなたもぜひ一度、その特別な空間を訪れてみてはいかがでしょうか。



　

Osteria della Capanna

Osteria della Capanna（オステリア デッラ カパンナ）は、一軒家を改装して生まれたイタリアンレストランです。目の前には淡路ブルーと称される穏やかな海が広がり、その景色が訪れる人々を癒してくれます。

店主の池田さんはイタリアのレストランで修業を積んだ経験を持ち、以前は芦屋でレストランを営んでいました。しかし、イタリアのような温暖な気候が魅力の淡路島に惹かれ、移転を決断。新たな地でさらに腕を振るっています。

このお店の料理には、自家製にこだわった食材が使われています。池田さんは自ら畑で野菜やハーブを育てており、その種類は年間を通じておよそ100種にも及ぶという徹底ぶり。また、狩猟免許を取得していることも特徴で、料理には自分で仕留めた鴨などの食材が取り入れられています。

そのこだわりの詰まった一皿一皿には、食材への愛情と職人技が感じられます。地元の自然と調和した食体験を味わえる、特別な空間と言えるでしょう。ぜひ一度訪れて、その魅力を堪能してみてはいかがでしょうか。




　

あわかん

「あわかん」は、海沿いの静かな入り江に位置する温泉旅館です。以前は淡路島観光ホテルとして親しまれていましたが、改名後は新たな魅力を加え、多くの旅行者を迎え入れています。

客室はすべてオーシャンビューで、窓から望む海景色が心を癒してくれます。さらに、畳の香り漂う和室が居心地の良さを引き立てており、日本らしい情緒を楽しめる空間となっています。

この旅館の特筆すべきポイントは、宿泊者限定で楽しめる「釣り体験」です。目の前の海で竿を出し、釣りを楽しむことができます。必要な道具類はすべて旅館側が準備してくれるため、手ぶらでも気軽に挑戦可能です。

また、釣った魚をその日の夕食に料理して提供してくれるというサービスも魅力のひとつです。自分で釣った新鮮な魚を味わう贅沢な体験は、忘れられない思い出になるでしょう。家族連れやカップルにも人気のアクティビティですね。

心地よいお部屋と楽しい体験、そして美味しい料理が揃った「あわかん」。淡路島で特別なひとときを過ごすのにぴったりの宿です。



　

瓦割り体験道場

瓦割り体験道場は、淡路島の伝統文化を身近に感じられる博物館です。この地域では、約400年前から良質な粘土を用いた瓦作りが盛んに行われてきました。その歴史が今も息づいているのです。

淡路瓦は、日本三大瓦のひとつとして知られています。他には、石州瓦（島根県）や三州瓦（愛知県）が並びますが、淡路瓦はその優れた品質と美しい仕上がりで高い評価を受けています。日本家屋や庭園の風景にもよく馴染む瓦ですね。

そんな伝統的な淡路瓦に触れることができるのが、淡路島で4代続く「谷池健司製瓦所」の瓦割り体験です。力強く瓦を割る瞬間は爽快感抜群で、観光客に人気のアクティビティとなっています。

瓦割り体験は、瓦作りに込められた職人技を感じながら、自分自身の力を試す貴重な機会です。また、体験を通じて淡路瓦の魅力をさらに知ることができます。大人から子どもまで楽しめる点も魅力的ですね。

淡路島に訪れた際には、ぜひこのユニークな体験に挑戦してみてください。伝統と遊び心が融合した特別な時間を過ごせることでしょう。



　

禅坊 靖寧

禅坊 靖寧（ぜんぼう せいねい）は、緑豊かな山間にひっそりと佇む特別な宿泊施設です。日本杉を組み合わせて作られた広々としたウッドデッキが特徴で、そこで禅の奥深い世界を体験できます。自然に囲まれた静かな空間は、心を落ち着けるのにぴったりですね。

注目の「ZENリトリート ランチプラン」は、お部屋で「禅坊料理」を堪能できる特別なプランです。この料理は、淡路島の自然が育んだ旬の野菜や山菜を中心に作られた精進料理で、素材の味を最大限に生かしています。一口食べるごとに、体にも心にもやさしさが染み渡るような感覚を味わえます。

華やかさではなく、素材そのものの力強さと繊細さを表現した禅坊料理は、まさに極上。旬の食材をふんだんに使用し、一皿ごとに職人の丁寧な技が光ります。こうした食事は、ただの食事ではなく、心を整える時間でもあります。

自然と一体となった空間での禅体験とともに、体に優しい精進料理を味わうひとときは、普段の生活ではなかなか得られない贅沢な体験です。淡路島を訪れたら、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。



　

NAMI NO OTO BREWING

NAMI NO OTO BREWING（ナミノオトブルーイング） は 2023年に誕生したクラフトビールの醸造所です。かつて瓦工場だった建物をリノベーションし、独特の趣ある空間が魅力的。ビール好きにはたまらないスポットですね。

この醸造所を立ち上げたのは、食品加工会社に勤めていた河野さん。大阪から淡路島に移住して2年の準備期間を経て、自身の夢を形にしました。彼が手がけるクラフトビールは、地元淡路島の食材をふんだんに使用しているのが特徴。地域の風味が詰まった一杯一杯に、地元愛を感じます。

中でも「ベルジャンホワイト with ナルトオレンジ」は、淡路島特産の柑橘類「なるとオレンジ」を使用したフルーティーなホワイトビール。爽やかな香りと軽やかな口当たりが特徴で、多くのビール愛好家から支持を集めています。このビールを一口飲めば、淡路島の自然の恵みが存分に感じられるでしょう。

地元の素材を生かしたビールを手軽にテイクアウトできるNAMI NO OTO BREWING。淡路島観光の際には、ぜひ立ち寄ってみてください。特別な一杯が、旅の思い出をさらに彩ることでしょう。



　

慶野松原

慶野松原（けいのまつばら）は、淡路島を代表する風光明媚な海の一つです。その歴史は古く、万葉集にもその美しさが詠まれています。穏やかな海と松林が織りなす景観は、訪れる人々に癒しを与えてくれる場所ですね。

このビーチは「日本の渚百選」にも選ばれており、その自然美は全国的にも高く評価されています。広々とした砂浜と青く澄んだ海が特徴的で、夏の海水浴シーズンには多くの観光客で賑わいます。また、夕陽が沈む頃の景色は息を呑むほどの美しさ。日常を忘れさせてくれる絶景が広がります。

松林の間を抜ける遊歩道も整備されており、散策を楽しむことができます。自然の中を歩きながら、心を落ち着かせる時間を過ごすのも素敵ですね。地域の自然環境を守る取り組みも行われており、訪れる際にはその美しい環境を未来に残せるよう、マナーを守りたいものです。

淡路島観光の際には、ぜひ一度足を運んでみてください。慶野松原の風景は、心に深く刻まれる特別な体験となることでしょう。